「かぐや姫の里を考える会」ホームページ         開始:平成15年7月開設
  
『竹取物語』”かぐや姫の里”京田辺 (京田辺市郷土史会)   

 『竹取物語』”かぐや姫の里 京田辺 (その2)     
  「竹取物語シンポジウム」開催!  開催日平成13年9月22日(土)
    
和歌劇「竹取物語」の公演

和歌劇第二弾!和歌劇「竹取物語」
      〜“日本”という知恵をつなぐ〜

      日 時 2004年5月29日(土) 開演19:00
      料 金      (税込) 一般¥5,000(前売¥4,500)
      応援する会会員¥3,500      学生¥2,500
      会 場 ドーンセンター(大阪市中央区大手前1-3-49)
      お問合せ 株式会社うたまくら.(06-6317-3873)


「かぐや姫の里・京田辺」の歌

 竹取物語の成り立ち〈偶然から必然へ
   偶然だった竹取物語との出会いは(02年依水園での「つくよみコンサート」)の少し前に、ある雑誌の記事に「竹取物語は万葉集と同時代」とあったため、「竹取物語」をよんでみました。すると、その内容は正に現代小説であり、今の私たちに当てはまる事だと気が付きました。それは、古代からつづいてきた日本の伝統と外国から入ってきた文化との間に生じた葛藤であり、私たちの先祖が、それを解決していった時の【知恵】が、この物語だと思います。
  当事の超大国はアメリカではなく唐ですが、新生なった日本国の朝廷(藤原京)は、唐から陰陽五行説や漢方医学などの思想や文化、毛皮など珍しい舶来品、通貨の発行などの政治制度を取り入れて、新しい国作りと同時に日本列島を改造しようとします。これは、あたかも太平洋戦争後に、日本が、アメリカの文化や制度を取り入れて、日本を復興しょうとしたことを暗示している様です。  (脚本家:菅沼 登)

      和歌劇とは
   多角的な歴史資料を基に、脈々と日本人の深淵に受け継がれてきている精神を、主人公の生涯を通して今に浮上させ未来に伝えていく、新たな日本文化の創造を目指した舞台です。万葉集と古代の物語をベースに、歌い手と語り手が一対となり、音楽、色彩、布、映像が一体となって、語感を刺激。日本人の誇りと精神文化の再生、そして、これまで経験したことのない未知なる現代性と芸術性を確立しています。

      和歌劇:竹取物語の特徴
  ◎ かぐや姫と求婚者の知恵くらべ(駆け引き)が、この物語の中心です。それは、7世紀の終わりに唐から入ってきた文化と、日本の伝統との間の葛藤(争い)を象徴しているのだと思います。例えば、仏教や中国の思想(陰陽五行説)の導入に対する、日本古来の思想(生命観)による反発、などです。
      ◎ 知恵くらべには勝ったものの、帝の武力に敗れたかぐや姫は、帝を拒否して、この世から消えていくのですが、これは、一時的に日本古来の伝統が衰退したことを表す一方、当時、この様に自らの意志で運命を切り開いていった女性(女王)が存在していたことを示唆しています。
      ◎ この様な、大国と小国の関係は、現在の政府と地方の関係、あるいは、外来の文化(特にアメリカの影響)と日本の習慣・伝統との関係を暗示しているのではないでしょうか。   歌枕直美


    和歌劇「竹取物語」を勉強のため鑑賞。
2004年5月29日(土)に公演された和歌劇「竹取物語」〜“日本”という知恵をつなぐ〜を5000円払って拝見してきました。

 
感想・・・
ハッキリ言って自己満足の作品なのでしょうか。それとも私の感覚が違うのでしょうか。
 
かぐや姫が誕生するシーンは、最初に背景スクリーンに原文をスライド映写して見せるだけで、舞台上では、貴公子の求婚をする場面から始まります。舞台の右側に昔語り風に解説をする男優がいて、その合間に 中央の白いウエディングドレス風衣装を着た主演の歌枕直美さんが、BGM音楽に合わせてソプラノで何の台詞を歌っているのか意味不明のオペラを歌い続けます。舞台背景は、埴輪や隼人の盾それに模様などがスライドの大画面でチカチカと映されます。翁ゃ五人の貴公子それに帝は、登場しません。
 出演者は、最初から二人で「かぐや姫」に扮したと思われる歌枕直美さんと、物語に合わせてストーリーと解説を交えた昔語りの男優が動くだけで変化のない演出です。
 私は、途中で退屈し背景と中身がちぐはぐなので見ておられず眠ってしまいました。

 第一幕が終わり休憩に・・・
  横で座っていた2人の主婦が、ぶつぶつ・・・。
      歌枕直美さんが何を唄っているのか言葉がわからへんね・・・
    これは天邪鬼やは・・・
    お金を払って来ている人には、申し訳ないね・・・
    背景が合っていないし、意味不明の絵柄やね・・。
    背景をあれだけ凝るなら、もう少し意味のある物がつくれるのに場面と合っていない・・
  わたし・・・
    失敗作やね・・・
    かぐや姫が誕生するシーンがでてこない・・
    5000円の値打ちない・・
    翁ゃ五人の貴公子それに帝が登場していない・・
 
第二幕はじまる・・・
    前半とほぼ同じ趣向で進行。最後のクライマックスに期待したが、月からの迎えシーンが
    無く、ただ舞台後方の幕が開いて歌枕直美さんが登場して唄いだし最後に男優の解説で終了。
  終了後もう何と評価して良いのか、ただ呆然・・・。
  私は、物語を作った作者が見たらどういうのだろうか・・と思った。 
 帰りに一緒になった主婦に聞いて見たら・・・・
   オペラは、日本語に合わないのよね・・・ お金を出した人に、かわいそうやわ・・


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