京田辺市三山木駅前に【竹取翁博物館】があると知り行って来ました。 事前にお電話していたので、【竹取翁博物館】館長の小泉芳孝さん(博物館学芸員)が、笑顔で出迎えてくれました。 “かぐや姫の里”京田辺 【竹取翁博物館】京都府京田辺市三山木直田10TEL:0774-62-2522 本館 展示室・「かぐや姫の間」「一休の間」「筒城、郷土史コーナー」・「京田辺の歴史と文化」・特別展示室「多目的室」「和室」・竹取りの庭 別館 土蔵展示室1階「マスコミ一代記の展示」2階「世界の民族 テーマ「生と死の民族」 『かぐや姫』って皆さんご存知ですよね。ところが、【竹取翁博物館】へ一歩足を踏み入れると、そこには未知の『竹取物語』の世界へぐいぐいと引きこまれて行くんですよ。 かぐや姫は実在の人物 迦具夜比売命(かぐやひめみこと)であるとか、かぐや姫に求婚する貴公子の1人は七夕伝説の「交野が原」へ狩りに行く途中にかぐや姫のところに寄ったとか、竹取物語とイエスキリストとの関係だとか、『竹取物語』空海説、また、空海と言えば『風信帖(ふうしんじょう)』が有名ですが、空海の絵文字などそれはそれはもう圧巻です。 何よりも小泉館長の竹取物語ワールドは、小劇場のように次々と舞台で物語が展開していくがごとくおもしろく説明して頂き、博物館の展示物を隅から隅までじっくり鑑賞する事ができました。 実は、私がこの【竹取翁博物館】に来ようと思ったきっかけは、かぐや姫より「徐福渡来地が邪馬台国」だったんです。徐福は、秦の始皇帝が求める不老不死の仙薬を得る為に蓬莱山を訪ねてやって来ました。私は和歌山出身なので、今まで徐福は熊野新宮説(熊野市波田須の徐福神社・新宮市徐福の墓と徐福公園)はとても身近に感じていました。日本各地に徐福来訪伝承がたくさん残っていますが、小泉館長が語る徐福の蓬莱山は「徳之島」説もとても興味深いものでした。 竹取物語京田辺説については、『竹取物語 現代考』(大筒木出版 小泉芳孝著)にくわしく書かれています。徐福についてもただいま執筆中とか、とても興味があります。 更に別館の土蔵1階展示室には、「マスコミ一代記の展示」と題してテレビ、ラジオ放送記者、カメラマン、ディレクター、プロデューサー時代に使用したカメラの数々や映写機などを展示しています。2階は「世界の民族 テーマ 生と死の民族」と題して、旅行して得た写真や資料を展示していました。 別館かぐや姫館では、いろんなイベントもされているようですので、HPやお電話で確認されてから行かれるといいと思います。
“かぐや姫の里”京田辺 【竹取翁博物館】HP:http://taketori.koiyk.com/